パーティジョイ開発秘話?(情報提供 サイレンスさま多謝!!)

No.67 あんみつ姫 あまから城下町ゲーム
No.75 スケバン刑事ゲーム
No.93 風雲!たけし城ゲーム 復讐編
No.101 つるピカハゲ丸くんゲーム
No.102 おぼっちゃまくんゲーム
No.108 激走四駆ゲーム
No.109 スーパーマリオブラザーズ3
No.110 風雲!たけし城ゲーム‘89
No.117 悪魔くんゲーム
No.121 五連合体ターボロボゲーム
No.125 すーぱーでぃふぉるめがんだむわーるるどげーむ五 其の弐 城砦前の攻防編
以上は、私が制作したものです。
(No.108に関してはアイデア立案のみ)
(もう一つ、SDガンダムワールド 爆笑のシャア編も作りました)

このほか、大判のボードゲーム(セイント聖矢、ファイヤーボールアイランド、ポンキッキ)や変わりどころで、
ロッテのアイス「キテレツ大百科」の懸賞用のボードゲームなどがあります。

ご覧のように、その当時放送していたアニメや流行っていたものを題材にした物が多く作られ、
オリジナルタイトルは少なくなる時期でした。

これ以前はオリジナルタイトルが多く題材探しに苦労したようです。
パーティジョイシリーズは、バンダイの下請けの2つの会社でほとんど制作されていました。

実際、制作課程としては、以下のような感じです。
■タイトル(題材)決め/(バンダイ担当者と共同作業) 
 バンダイの版権やスポンサーをしたものが多く出された。
 オリジナルタイトルは、雑誌などから今流行っていることや話題の情報を得て提出。
 提出と言っても、例えば「お化け屋敷ゲーム」(様々なお化けの住む屋敷から脱出するゲーム)てな感じで。

■ゲームアイデア出し
 タイトル(題材)が決まったら、実際どのようなゲームにするかの作業開始。
 ま、一番悩むところですね。
 大雑把なルールとボードのデザイン(ルートなどの設定)を考える。

■試作(5回くらい作りなおし)
 上記作業で出したアイデアを、試作する。
 最初は一人でシミュレーションしながら固めていき、作り直しを5回ほど(物によって変わる)行い、
 なっとくいくものができたら厚紙でボードとカード類などを試作し、会社ないでテストプレイを行う。
 その後、テストプレイの意見を踏まえ最終調整。

■テストプレイ/(バンダイ担当者と共同作業)
 最終調整後、バンダイへおもむき、担当者達とテストプレイを行う。
 で、さらに調整。場合に小学生を呼び実際にプレイしてもらい意見を聞く。

■ルール決定
 テストプレイで得た不備を直し、ルール決定。
 説明書を書く。

■デザイナー渡し
 ボードサイズやカードサイズ、種類が決まり、説明書の原稿が出来上がったら、
 デザイナーに渡す。(パッケージやボード、説明書の色やデザインアはバンダイ任せ)
 そうそう、場合によりパッケージのキャッチコピーやマンガも考える。

■製造
 デザインが終了し版下が出来あがったら、製版後、印刷開始。
 コマなどに消しゴム(立体物)があるなら、別工程で制作し、ボード、カード類と一緒に梱包。

■発売
 梱包後、バンダイから流通に流れる。



工程は基本的に上記の流れで進みました。

そうそう、酒井さんの手もとのパーティジョイのボードは折り目でたたむと、
大きさがパッケージくらいで、開くと6つ分くらいの大きさだと思います。
このサイズがパーティジョイの基本で、縦置きの6つか横置きの6つの長方形の2タイプがあります。
(下の図参照、■が2つでパッケージサイズと思ってください)

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もちろん、基本であってゲーム内容によってアレンジはありました。
全て切り離し、長いルートにしたりなど。


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