パーティジョイ開発秘話2(情報提供 ピュウピュウさま多謝!!)

私にとって、パーティジョイシリーズはもう20代の頃夢中で駆け抜けた
大切な仕事でした。

遙か昔の自分の仕事が突然蘇ってきているような、何とも不思議な感慨を
感じています。

とにかく、作ったどのゲームにもあふれんばかりの思い出があります。
月曜日から土曜日までの毎日朝8時半から夜11時まで、来る日も来る日も
ボードゲームを作っていたと言っても過言ではありません。

実際に発売までこぎつけたゲームはその一部でしかありません。
印刷会社なので刷り上がりまでチェックしたり、下手をすると日曜日に呼
び出されてセット(パッケージに中身を1つずつ詰める作業です)まで手伝
ったり。....

「要するに双六でしょ?....」知人や親はその程度の認識しかしてくれな
いのですが、作っている我々はそんな気持ちで作れるものではありません。
コマを進めて止まったマスにそれなりの指示文を入れて出来上がり..では
なく、対象になるテーマを活かしきった新しいゲームを創りたい。
キャラクターものにせよノンキャラクターものにせよ、遊んでくれる子供
達がもっとも夢中になってくれるのはどんなルールか、テーマに向かって
毎回知恵を絞ったものです。

一度作ったルールを繰り返すのは誇りに反する!..若かったこともあって
それこそ自分の存在意義をかけてムキになって仕事をしていた感がありま
す。

大げさかもしれませんが、せっかく生まれてきたのだから、自分がいたこ
とで他人の人生に何かを残したと感じたい。ゲームを創ることで、その人
の"楽しかった思い出"の一部に関われるとしたら生きていた証になるし、
一生を賭けるに値する意義のある仕事だよな、とよく考えたものでした。

そして、その一方で自分のこだわり方やゲームの作り方は果たして正しい
のか、自分は良いと思っても肝心の子供達はどう思うのだろう?と時には
不安にもなりました。大人の自己満足に過ぎないのではないか?と。

その答の一部を今になって知ることができて、当時の自分の肩をポンポン
と叩いてやりたいような、何とも言えない幸せを感じています。

私が制作したゲームは以下のものです。
※部分的に関わったり、後輩の制作を監修した分も含めるとかなりの数に
 上ってしまいますので除外します。
 また、忘れてしまったものもだいぶありそうです。

■パーティジョイシリーズ
20.キン肉マン 地獄のタイトルマッチ
27.日本全国ミケ猫トマトの配達屋さんゲーム
37.モンスター学園ゲーム
39.ステップジュンの恋のトキメキ発明ゲーム
47.キン肉マン 炎のファイターゲーム
58.ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境ゲーム
63.謎の村雨城ゲーム
71.ウルトラマンゲーム 怪獣帝国の逆襲
86.仮面ライダー倶楽部ゲーム
97.ハロー!レディーリンゲーム
111.妖怪大集合・学校編ゲーム
124.すーぱーでぃふぉるめがんだむわーるどげーむ四
133.キン肉マン ザ・ファイナルウォーズ

■パーティジョイ指南役シリーズ
1.ドラゴンボールZII・激神フリーザ!!
3.スーパーマリオワールド・クッパ城最終決戦!!
4.マリオオープンゴルフ・めざせ名プレイヤー

■その他(今回は個々の商品名は省きます)
 ジョイファミリーシリーズ
  霊幻導士DX
  ドラゴンボールZスーパーDX〜打倒サイヤ人!!必殺界王拳〜
  ウルトラヒーロー大決戦
  愛情物語
 ドンジャラシリーズ
  ドラゴンボールZ・スペシャル15
  ドラゴンボールZ・パーフェクト20
  スーパーマリオワールド・スペシャル15
  ドラえもん・パーフェクト20
  セーラームーン(名称不確かです)
  クレヨンしんちゃん
 カセット名場面シリーズ
  スーパーマリオブラザーズ
 VTRボードゲーム
  ウルトラマン怪獣大決戦
 ゲームキッズシリーズ(食玩)
  SDガンダム・スペースシューティングゲーム
  ゲゲゲの鬼太郎妖怪大魔境ゲーム
  メトロイド・ノルフェア編
  メトロイド・ツーリアン編
 単発物、非売品(キャンペーン用)ゲーム 等


ところで、過去にサイレンスさんという方が情報提供されたようですね。
担当したゲームのリストからすると、おそらく当時の会社の後輩と思われ
ます。
(懐かしい気持ちがしました。お元気でしょうか?)
→ホームに戻る →パーティジョイに戻る